お金にまつわる基礎教養

なぜ投資はした方がいい?

投資はした方が良いのだろうなという事はなんとなく理解できるものの、なぜ投資した方がいいか?を明確に答えられる人は、まだまだ少ないかもしれません。

投資した方が良いのだろうけれど、それよりも怖さや不安の方が大きくてというお声をよく聞きます。それは多分、理解が出来ていないものに対しての恐怖や不安。そこで「なぜ投資をした方が良いといわれるのか?」についてお話していきたいと思います。

投資にはいくつかの利点があります。

例えば、株式や不動産、債券などに投資することで資産の価値が増加する可能性があります。もちろん必ず増加するものではありませんが、何もしなければ増える可能性は確実にゼロです。また様々な投資をすることで資産を分散させることができます。これによりリスクを分散し、資産(現金や預金、株式や債券、不動産など)全体の安定性を高めることができます。

例えばタンス預金で考えると、泥棒に入られ盗まれてしまったら、資産は消えてしまいます。しかし、銀行に預金していたり、株や債券などにしていたり、事業や不動産投資などに分散していれば、すべてを一気になくしてしまうリスクは減るという事です。

次にインフレーションや経済の変動により、現金だけを保有することが資産の価値の減少につながる事があります。

今、一万円で買えるものが物価上昇の影響で、5年後には同じ一万円でも同じ量が買えるとは限りません。物価上昇の影響で、お金の価値が下がってしまうという事です。しかし、投資を行うことで、資産の価値を維持したり、それ以上に増やすことができる可能性があります。

多くの人が仕事をし対価としてお給料を得ていますが(労働収入)、投資をすることで得られる配当や利子(不労所得)や資産の売却益などの収入を得ることができます。これにより、定期的な収入源を確保することも可能です。株などは配当だけではなく、株主優待なども現物支給の収入と言えるかもしれません。

私たちが投資したお金(資本)を元に、企業や国が長期間で見ると成長していきます。その成長を資本でサポートした見返りとして、金利を頂いたり株主優待を頂くわけです。

短期投資は別として、国が勧める長期の分散投資は将来の様々なお金の問題に備える事が出来ます。ただし、投資には当然リスクもありますので、慎重に計画し、リスクを理解した上で行うことが重要です。

逆にリスクが全然ない話というのは、ありえない事なので詐欺話かも?と考えた方が良いかもしれません。さて、みんなが怖がる「リスク」に関しての考え方は別途、「リスクの種類」でお話しますね。

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