お金にまつわる基礎教養

投資にはどんな種類があるの?

投資と一口に言っても、さまざまな種類がありますが、複雑なものや一部の人にだけ入ってくる情報はまずは無視して、一般的に認識されている投資の種類についてお話したいと思います。

まずは投資と言えば誰しも頭に浮かぶのが株式投資ですね。

証券会社を通じて企業の株式を購入することで、その企業の所有権を得ることができ、企業の成長や利益に基づいてリターンを得ることができます。

つぎに債券投資。

債券は政府や企業が発行する借り入れ証券の事で、一定の利子を支払いつつ満期には元本を返済してくれるというもの。国債、地方債、政府保証債は証券会社、銀行などの金融機関で購入できます。社債や外国債券等は証券会社で購入することができます。

株式投資は感覚的には企業に出資しますが、その元手で成長できなければ出資金もなくなる可能性があるのに対し、債券はいわば貸付です。国などにお金を貸してあげる代わりに、利子を得つつ満期には元本を返してもらうので、比較的安定した収益を得ることができます。しかし倒産(信用)リスクはある事は覚えておきましょう。

次に一般的なのが不動産投資。

不動産を購入して、賃貸収入や不動産の価値の増加によるリターンを得ます。家賃収入として安定した収入を得る事ができますが、管理やメンテナンスのコスト、市場の変動や、不動産場所によっては入居者が決まらない、売りたくても希望価格では売れない等のリスクがあります。

次に為替(FX)投資や仮想通貨(暗号資産)も聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?

FXは外国為替市場で異なる通貨を売買することで利益を得る投資を指します。為替市場は非常に流動性が高く、FX会社を通じて売買が24時間取引が可能ですが、価格の急激な変動やレバレッジを利用した取引によるリスクもあります。

仮想通貨も同じような事が言えるでしょう。暗号資産は暗号資産取引所にて売買が可能ですが、どちらにせよ「投資」というよりは「投機」の要素が強いです。

この辺りから中級~上級者用になってくるのかなと思いますが、商品投資と呼ばれるものがあります。

ここでいう商品とは、原油やガソリンなどのエネルギー、金やプラチナなどの貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物といったような商品を指します。共通認識として世界中で価値があると認められている商品という事で、証券会社や銀行、保険会社、信用金庫、郵便局などで購入できます。

同じようなもので先物・オプション取引というものがあります。

先物取引は将来の一定期日にあらかじめ取り決めた条件で売買することです。オプション取引とは、ある特定の商品をあらかじめ定められた期日までにあらかじめ定められた価格で買うまたは売る権利で、その権利の売買の事を言います。簡単に説明をするのは難しいのですが、どちらも未来のこの期日に商品をいくらで購入する(売却する)約束に基づいての投資商品だという事だけ、覚えていたら良いかと思います。証券会社で購入でき、FXや暗号通貨と同じく投機的な要素の高い投資だと言えます。

投資と言えばよく耳にする「投資信託」「NISA」や「iDeCo」「オルタナティブ投資」

投資信託とは投資の種類の名前ではなく、投資をプロに任せて運用するという金融商品パッケージの事で株や債券など少しずついろんなものに投資をするというパッケージを、運用手数料を支払い購入するものです。

NISAやiDeCoは投資の種類や商品名ではなく、その制度を使って投資を使えば節税が出来ますよという制度の名前です。

オルタナティブ投資に関しては長くなりそうなので別記事で。

投資信託やNISA、iDeCoも含め、資産構築の教養の方で詳しくお話していきます。

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