そんな想いに寄り添った、ある相談の日記です。
“家族を想うお金のかけ方”が教えてくれた、大切な気づき・・・今日は、ある三児のママさんとのお話を、そっと紹介したいと思います。彼女の歩みには、静かな強さと深い愛情があふれていて、今でも胸が温かくなるのです。
■ 3人の子育て、2つの保育園、週1パート。
― “小さな積み重ね”を続けてきたお母さん
ご相談に来られたのは、ご主人が大手企業にお勤めで、彼女自身は週に一度パートに出られている方。
3人のお子さんを2つの保育園に預けながら仕事も家庭も両立されてきました。
決して派手ではないけれど、丁寧で誠実。そんな暮らしぶりが、にじみ出るような方でした。
■ 相続で受け継いだ大切なお金。
ずっと動かせずにいた“心の奥の迷い”・・・数年前にお父様を亡くされ、まとまった相続資金を受け取られていました。
ただ、家計はご主人が支えてくださっていたため――ご自身のパート収入と相続のお金は、ずっと郵便局に眠ったまま。訪問で来られた郵便局員さんに商品を勧められるまま購入したけれど、「正直あまりよく分からないまま…」と少し不安そうに話されていました。
大切なお金なのに、どこに置いておくべきか判断できない。そうした気持ち、ご相談に乗っていると本当に多く耳にします。
■ “お金を何に使うのか”が、その人の美しさを語る
この方について、今でも強く印象に残っていることがあります。それは、ご自身の身の回り(服・化粧・宝飾)にはほとんどお金を使わないということ。
その代わりに――無農薬野菜やコープ自然派・海外留学・ピアノ、英語・田植えなどの自然体験・・・子どもたちへの経験や体験に、惜しみなく心を注ぐ方でした。
お金の使い方って、その人の価値観を映す鏡のようです。
「この方はきっと、子どもたちの未来のために何を大切にして生きてきたのか」
そんなことがひしひしと伝わり、私自身とても共感した記憶があります。
■ 眠っていたお金を、“未来の安心”に変えるお手伝い
ご相談を進める中で私はこうお伝えしました。
「せっかくコツコツ貯めたお金。そして、お父様から受け継いだ大切なお金。金利のつかない場所に置いたままでは、もったいないですよ。」
郵便局の預けっぱなし資金や、理解しづらかった保険をいったん整理して、もっと未来を支えられる形へ見直してみませんか?と提案しました。私は保険の資格を持っていないため、信頼できる別の専門家と連携し、不要な保険を解約し、将来の資産形成へ振り分ける流れを整えました。
その結果、資産運用で増えた分を、お子さんの大学費用として活かすことができています。
「これで進学のことを心配しすぎずに済みます」
と穏やかに笑ってくださった時の表情が、今も忘れられません。
■ お金の相談は、“数字”ではなく“人生”に寄り添うこと
今回のケースで改めて感じたのは、お金の相談とは、その人の価値観や、生き方そのものに触れる時間だということ。
どんなふうに家族を想い
どんな未来を願い
何を大切にして生きたいのか。
数字の計算だけでは見えてこない「心の温度」に寄り添うことこそ、私がお手伝いしたい一番の理由です

