幸せな終活の教養

終活をするメリットは大きく4つ

「終活?私が死ぬのを心待ちにしているの?」とひと昔前なら怒る人も居たようですが、今や晩年を豊かに楽しく暮らす為の一つの流れとして終活が注目されています。

それではなぜそもそも終活に注目が集まっているのでしょうか?

終活が注目されるようになった背景には少子高齢化が大きく関係しています。

年々加速する少子高齢化によって介護や看取りを担う人材が不足していることや社会保障制度が成り立たなくなる恐れがあることも心配されるようになりました。

また高齢化により認知症を患うなど自分の意志が伝えられない状態になってしまい、様々なトラブルが起こりうる状態を回避する為など、周囲の人に迷惑をかけたくないと考える人が多くなってきたからです。

一見、周りの人の為だと思われがちですが、実は終活は自分の為。

さて、終活をする事でどんなメリットがあるのでしょうか??

 

【メリット1】死に対する不安解消につながる

メリットのひとつとして、死に対する不安解消につながるということがあります。

死を前提にした話題は縁起が悪いなどネガティブなイメージを持つ方も多いかもしれませんが、終活を行うことで自分自身の整理がついて不安解消につながったという声が多く聞かれます。

【メリット2】充実した老後生活になる

充実した老後生活になることもメリットのひとつです。

人生の最期をゴールとして考えた時、終活によって残りの人生をどう生きるかという計画を立て、これからやりたいことやどう過ごしていきたいかを明確に出来たというお声が多いです。

やっておかねばと思いつつ後回しにしてしまいがちなものが整理された事により、心配事なく今を楽しめるようになるというのが大きなメリットではないでしょうか?

【メリット3】遺産相続などのトラブルを防げる

遺産相続などのトラブルを防げることもメリットとしてあげられます。

死後は思ってもみない遺産相続などの金銭トラブルが起きやすく、これまで仲の良かった家族でも関係がこじれてしまうことも少なくありません。

相続対策を取っていなかった事で大切な家族や親族同士の関係性がこじれてしまい、訴訟などにまで発展してしまったという話も、意外とよく聞く話です。

大した財産はないからという人が多いですが、実はその方が「骨肉の争い」と言うぐらい揉めるパターンが。

終活で財産の分配や相続方法などを明確にしておき、必要に応じて遺言書を残しておけば家族間のトラブルを防ぐことができます。

【メリット4】遺された家族の負担を軽減できる

4つめのメリットは遺された家族の負担を軽減できることです。

終活を行っていないと葬儀やお墓に関することなどが何も決まっていないまま亡くなることになります。

そうなると遺された家族が全て決めることになり負担は大きくなります。

「あまりの大変さに悲しむ機会を奪われた」「気持ちの整理をつける時間がなかった」

など、故人への感謝の思いや冥福を祈る気持ち、そして故人との思い出を懐かしく思う気持ちなど、残された家族の悲しみを昇華する機会を奪ってしまう事にもなりかねません。

ご自身の希望をあらかじめエンディングノートに書き記しておけば、家族はそれを参考に葬儀などの段取りが進められるので負担軽減につながります。

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