近年では、子どもたちの経済的自立を促すために金融リテラシーを高めることが必須だと言われるようになりました。そのため、幼稚園や小学生ごろからお金に関する教育を実施する保護者・教育機関も増えつつあります。
幼稚園頃は、保護者との買い物体験を通じてお金の概念やお金の使い方を理解していく年齢です。
また小学生低学年頃は、お金の使い方の選択や貯蓄を学ぶと良いでしょう。またお金は無限にあるわけではなく、労働や投資などで増やしていかなければならない旨も学べるよう工夫してみましょう。
また小学生高学年になると、現金以外の支払い方法や、お金の貸し借り、投資なども少しずつ理解できるようになります。金融庁や日本銀行などが監修したお金に関するサイトを利用し正しい知識に触れてみるのも良いかと思います。
「うんこお金ドリル(生活編)(経済編)」(うんこドリル×金融庁)
https://play.unkogakuen.com/manabi/game/fsa/
にちぎん☆キッズ(日本銀行)
https://www.boj.or.jp/z/kids/book.html
ファイナンスランド(財務省)
https://www.mof.go.jp/kids/2018/
税の学習コーナー(国税庁)
https://www.nta.go.jp/taxes/kids/index.htm
ゲーム感覚や漫画で学べるものを大人と一緒に活用し、一緒に学ぶ機会を持つのも良いかと思います。
お金の勉強とは、お金をどのように稼ぎ、使い、貯め、増やすかを学ぶことです。「お金の勉強」の中には予算の立て方、家計簿の付け方、銀行口座の使い方、そして消費者としての権利や義務についての知識も含まれます。子ども達がお金の基本を学ぶことで、将来的に賢明な金融判断ができるようになるでしょう。
お金について正しい知識をつけておけば、経済的に自立した大人へと成長するための基盤を作ることができるのです。
子ども達がお金の使い方を学ぶことで、将来的に自分の収入をどのように配分するか、また、何にお金を使うべきかを判断できるようになります。また、借金のリスクや投資の基本など、金融知識の基礎を学ぶこともできるでしょう。
現状日本における子どもへのお金の教育は、まだまだ充分には行われていません。学校教育において金融教育が必修化されたのは最近のことです。このため親世代は金融知識に乏しかったり、子どもに教える立場にある教師でさえ知識に差があります。
しかし成人年齢が引き下げられたこともあり、子どもが正しい金融知識を身につけておかないと様々な問題が起こるリスクが高くなってきているのです。お金の勉強をして正しい金融知識を身につけることは、子どもたちが将来起こりうるトラブルから身を守る手段の1つとも言えるでしょう。
子どもにお金の勉強をする中で目指すポイントはこの6つです。子ども達が日常生活の中でもお金に触れる、目にする機会はあります。その機会をこの6つのポイントに結び付けていく事は、私達大人の責任でしょう。またお金の勉強を通じて、自分たちの親がどれだけ自分たちの為に社会で何を頑張っているかも伝わるかもしれませんね。
お金について学ぶ流れ、学ぶ事によって何を得られるのか?をまとめてみるとこんな感じです。
お金の大切さが分かる➡お金の使い方が理解できる➡早期から金銭感覚を身につける➡物を大切にするようになる➡自立する力を学べる➡将来の資産形成に対する意識が高まる