盗撮など教員による子どもへの性暴力事件が相次いだことを受け、文部科学省が緊急のオンライン会議を開いた。参加した都道府県と政令指定都市の教育長に、文科省は服務規律の徹底を強く求めた。
望月禎・初等中等教育局長が「非常に耳を疑う、教育界を揺るがすような大変由々しき事態。危機的な状況だと共有していただき、教師による性暴力の根絶をしなければならない」と述べた。
未然防止の具体策にも触れ、第三者の目が届きにくい環境を減らす▽教師と子どもの密室状態をなくす▽指導には教師らが複数で関わる▽カメラを置けないよう教室などを無作為に点検――などを求めた。
教員をめぐっては、名古屋市と横浜市の市立学校教員が、女児の下着を盗撮し、画像などを共有した疑いで先月逮捕された。福岡県立高校の教員も勤務先で女子生徒の着替えを盗撮したなどとして先月逮捕された。
文科省はすでに、教師の服務規律の確保の徹底を促す通知を教育長宛てに出している。国立や私立の学校に向けても同様に担当部局に通知を出した。今後、担当者の会議などでも改めて適切な対応を求めるという。
「世も末」
公職員の破廉恥極まりない犯罪は、近年後を経たない。
こうなってくると、犯人者達は幼女性愛を満足させる為に、公的な立場を悪用できると考え、その職を得たと揶揄されても言い訳しようがない状況だろう。
文部科学省は採用基準を見直すか、もしくは教育カリキュラムそのものを見直すか、文部科学省を解体して抜本的な教育改革を行うか。
本当に、今起こっている問題に危機感を持っている人間は、どれくらい居るのだろうか。
もう、そんなもんだと当たり前になっているような気さえする。
沖縄に駐在する米軍基地に所属する若い軍人が、現地の日本人女性に対して婦女暴行を行う問題も後を経たない。
しかし国家間の不平等な扱いに関する反米意識を訴えようにも、日本の公務員が日本人女性や子供に対して、これだけ性犯罪を量産しているのだから、白人の暴行を責めるには説得力に欠けるし、それどころか日本人の精神性自体も信憑性を問われる事態である。
教員になる条件を箇条書きで暗記し、くだらないテストに受かれば、誰でも子供の未来に関われる。恐ろしい話だ。
実際は、関わる他人の子供の未来よりも、哺乳類として自分自身の欲求や性癖を満足させることに、聖職者に近い立場を利用しているのが現実なのだから。
戦後、この国から修身学が失われた事が本当に悔やまれる。
規範形成は健全な精神を育む為の、最も重要で崇高なカリキュラムだったはずだ。
どこからやり直せば良いのだろうか。
未来のこの国を担う子ども達の教育現場で起こる由々しき事態、子どものいる身としては本当に許せない。
被害に遭われた子ども達と、そんな教師の居る学校へ子ども達を送り出している親御さんの事を考えると胸が痛む。
日本の教育は金融教育の面では大きく他の先進国より遅れている事は以前より理解し危惧していたが、それ以上の憂慮。
学習指導要領の改訂により、2022年4月から小学校・中学校・高校での金融教育が義務化された事は内容はともかく、やっとなかなか動かない教育現場が動いたかと見守っていたが。
その教鞭をとる側の人間の続々と出て来るこの不始末・・・子ども達の事を一生懸命考え、情熱をもって教鞭をとっている先生たちからしても大迷惑な話だと思う。
目を向けさえすれば、今でもこの国には、いたるところに道徳規範の足跡を見つけることができるはずなのだが。