4年生からのお金の勉強

お金は役に立つ仕事でもらえる

リアルお店屋さんごっこで学ぶ、子どものためのお金教育

子どもにお金の大切さをどう教えたらいいのか?多くの親が悩むテーマではないでしょうか。

私は、遊びの中で自然に学べる方法として「リアルお店屋さんごっこ」をよく子どもたちとしていました。

ただのおままごとの延長とか、商品交換の遊びではありません。

結果として「お金の流れ・仕事の意味・お金の価値」まで体験できる簡単に家庭でできる金融教育だと思いますので、どんなことをしていたのか?お話したいと思います。

 

子ども版「事業計画」からスタート

まずは、大きな紙を用意してお店のアイデアを書き出します。

〇何を売る? 〇なぜそれを売る? 〇どこに出店する?

ここからさらに発展していきます。

〇どんな商品を並べる? 〇お店の雰囲気は? 〇制服は? 〇価格はいくら?

まるで子ども版のビジネスプラン。思いつくことを自由に書いていきます。

子どもならではの発想が盛り込まれた、自分の作りたい店の案は、作る方も、見ている親も楽しいものです。

 

ケーキ屋さんならここまで考える

たとえばケーキ屋さんの場合。

〇ケーキは何種類? 〇焼き菓子は置く? 〇予約商品はある? 〇イートインは必要?

小学生になると、大人も驚くほど細かく考え始めます。さらに、

〇売り切れる店にするには? 〇どんなお客さんが来る? 〇売れ残り対策は?

など、考えている内に、自然とマーケティング思考が育ちます。

あまりにも甘い考えだったら「それって誰が買ってくれるの?」とか「そんなに安かったら、家賃とか払えないんじゃない?」とちょっと意地悪な質問を投げかけてみたり。

するとまた、真剣な顔をして「ほんまや・・・じゃあどうしよう?」と真剣に考えだす様は、とってもかわいいものです。

 

準備ができたらリアル接客ごっこ

計画ができたら、実際にお店を開きます。例えばケーキ屋さんの場合。

親:「手土産にしたいのですが、おすすめは?」
子:「今が旬のフルーツのケーキがおすすめです。」

雑貨店なら、

「誕生日プレゼント用にラッピングできますか?」 「男性向けのおすすめは?」

など、かなり本格的な、大人がお店でやり取りするような内容で接客をしながら遊びます。

 

子どもが気づく「仕事=工夫の積み重ね」

この遊びで最も大きい学びは、「商品を売るには努力が必要」ということです。美味しいだけでは売れません。

〇見せ方 〇宣伝 〇接客 〇価格 〇タイミング
「どうやったら喜んでもらえるのか」「また来てくれるのか?」を考えること。それが仕事であり、その対価が「お金」だと体感できます。

 

お金は勝手に入ってこない

さらに重要なのが、「お金には限りがある」という感覚です。お店を運営するには、

〇材料費 〇家賃 〇光熱費 〇人件費 〇宣伝費

売れる前にお金が出ていきます。また買う側としても、「1円でも足りないと買えない」という体験からお金の重みを理解します。

「考えて使う力」が育つ

1円の価値、お金の価値を理解すると、使い方は大きく変わります。

〇本当に必要? 〇値段に見合う? 〇別の使い道は?

などなど、子どもなりに判断する力が育ちます。

家事も立派な仕事だと気づく

この遊びを通して、もうひとつ大切なことが伝わります。それは「世の中にはお金にならない仕事もある」という事。

料理・掃除・洗濯・子育て・介護・・・

どれも生活を支える重要な働きです。それを誰かに任せたとしたら、どれだけのお金を支払わなければならないか?という事を調べてみるのも良いでしょう。

ハウスキーパーさんに一日来てもらったら、いくらかかるのか。ベビーシッターさんに3時間来てもらったら、いくらかかるのか。実際に知ると、びっくりするのではないでしょうか?

お父さん・お母さんの仕事も、家の中の仕事も、誰かの役に立っているからこそ価値があるという事を、少しずつでも知ってもらう機会を持つことは、感謝の気持ちを育てるうえでも大事かなと思います。

 

お店屋さんごっこは小さな社会体験

この遊びには、実は
〇お金の価値〇仕事の意味〇感謝〇責任〇判断力

がすべて詰まっています。単なる遊びではなく、家庭でできる最高の金融教育と言っても過言ではありません。

私たちができる今日からできる3つのステップ

難しい準備は必要ありません。ぜひ、次の3つを試してみてください。

① 大きな紙を用意する
ホワイトボードや模造紙がおすすめ。書いて可視化すると、思考が広がります。

ある程度の年齢になると、普段からアンテナを張り、写真を撮って貼り付けたり、雑誌の切り抜きを張り付けたりと、コラージュとかしだして本格的なものになる事も。

② 正解を教えない
ここ大事です。親は「お客さん役」に徹し、質問するだけでOK。

「合っている・間違っている」を親が指摘してしまうと、もう遊びではなくなってしまうので、楽しみながら身に着ける事が出来ません。つい口をはさみたくなる場面もあるでしょうが、子ども自身に考えさせましょう。

③ お金を使う・払う体験を入れる
おもちゃのお金でもOK。「足りないと買えない」を体験させます。

最後に・・・お金の教育は、特別な教材がなくてもできます。むしろ、遊びの中でこそ本質が伝わります。

「お金は役に立つことでもらえる」 「お金には限りがある」この2つを幼少期に体感できた子は、将来、お金に振り回されにくくなります。

ぜひ、今日か明日、ご家庭で小さなお店を開いてみてください。その遊びの経験が、子どもにとって一生の財産になるかもしれません。

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