最近は、クレジットカードやスマートフォン決済など、現金を使わない支払いが当たり前の時代になりました。
大人にとってはとても便利な仕組みですが、子どもから見ると少し不思議なものに見えるかもしれません。
カードを出すだけで買い物ができる。財布からお金を出しているわけでもない。それなのに商品を持って帰ることができます。
そんな様子を見て、「カードってお金がなくても買えるの?」と疑問に思う子どもも少なくないですし、それこそ「魔法のカード」と勘違いされても困る・・・だけど、聞かれた時にどう答えたらいいか?って、意外と難しいもの。
そこで今日は、子どもにクレジットカードの仕組みをどう説明すればよいのかを考えてみたいと思います。
クレジットカードは「後払い」
まず一番シンプルな説明は、クレジットカードは「後払いのお金」だということです。
例えば、お店で1000円の買い物をしたとします。現金の場合は、その場で1000円を払います。財布からお金がなくなり、その代わりに商品を持って帰りますが、クレジットカードの場合は、その場ではお金を払っていません。
カード会社が一度お店にお金を払ってくれて、あとでカードを使った人がまとめて支払います。つまりクレジットカードとは、先に買い物をしてあとからお金を払う仕組みなのです。
少しの間だけ立て替えてもらっている
子どもには、こんな例で説明すると分かりやすいかもしれません。
例えば、友達とおやつを買いに行ったとします。
自分は今お金を持っていないけれど、友達が「先に出しておくよ」と100円を払ってくれたとします。そして家に帰ってから、その100円を友達に返します。
クレジットカードは、この「先に出してもらう」仕組みに少し似ています。違うのは、友達の代わりにカード会社が立て替えてくれているという点です。
だから使いすぎに注意
クレジットカードはとても便利ですが、注意しなければならないことがあります。それは「後払い」だということです。
買い物をしたときにはお金が減らないため、つい使いすぎてしまうことがあります。後からまとめて請求が来たときに、「こんなに使っていたの?」と驚く人も少なくありません。
この感覚は、電子マネーと同じように「お金を払っている実感」が弱くなりやすいという特徴があります。
クレジットカードは借金に近い仕組み
少し大きくなった子どもには、もう一歩踏み込んで説明することもできます。クレジットカードは、言い換えれば「一時的にお金を借りている仕組み」です。
もちろん、きちんと支払えば問題はありません。しかし、お金が足りないのに使い続けると返せなくなる可能性があります。
そのため、カードには持つ人の信用度に応じて利用限度額という上限が決められています。つまり、どこまでも使える魔法のカードではないということです。
キャッシュレス時代のお金教育
これからの時代、クレジットカードや電子マネーはさらに増えていきます。子どもたちが大人になる頃には、現金よりキャッシュレスの方が主流になっているかもしれません。
だからこそ、「カードは便利な道具だけれど、お金が消えるわけではない」ということを伝えることが大切です。
カードの向こう側には、必ずお金の流れがあります。そして、そのお金は誰かが働いて得たものです。
親子で話してみよう
もしお子さんがカード払いを見て不思議そうにしていたら、ぜひこんな話をしてみてください。
「このカードで払うと、お店には誰がお金を払うと思う?」「そのあと、そのお金は誰が返すのかな?」
そんな会話をするだけでも、クレジットカードの仕組みを少しずつ理解していくきっかけになります。
便利な時代だからこそ、お金の流れを知ることが大切。クレジットカードは魔法のカードではありません。少しだけ先にお金を払ってもらう「後払い」の仕組みです。
ぜひ一度、クレジットカードについてもお子さんと一緒に話してみてください。それが将来のお金のトラブルを防ぐ大切な学びになるかもしれません。
