4年生からのお金の勉強

好景気と不景気

「景気がいい」「景気が悪い」という言葉。なんとなく雰囲気はわかるけれど、いざ説明しようとすると、少し難しいですよね。でも実は、とてもシンプル。景気の良し悪しは、「世の中でどれくらいお金が動いているか」なのです。

お金が動かないと、どうなるの?

たとえば景気が悪いとき。会社の売上が伸びず、思うように儲かりません。すると、お給料もなかなか増えません。
そうなると、人はどうするでしょうか。
「今はちょっと節約しようかな」と、買い物を控えるようになります。するとお店の売上も減ってしまい、また会社の元気がなくなる…。

このように、【会社が儲からない→ お給料が増えない→ 買い物が減る】という流れになり、世の中を回るお金がどんどん少なくなっていきます。これが「不景気(景気が悪い)」という状態です。

お金がたくさん動くとどうなるの?

反対に、景気がいいときはどうでしょう。
会社の売上が伸びて、利益が出るようになります。すると、お給料が増えたり、ボーナスが出たりします。
お金に少し余裕ができると、人は自然と買い物をしたくなりますよね。外食に行ったり、新しいものを買ったり。
するとまたお店の売上が増えて、会社も元気になり【会社が儲かる→ お給料が増える→ 買い物が増える】という、良い流れが生まれます。これが「好景気(景気がいい)」という状態です。

景気がいいと、なぜ値段が上がるの?

景気がいいと、「なんだか物の値段が上がる」と感じることがあります。それはなぜでしょうか。この理由もシンプルで、買いたい人が増えるからです。

たくさんの人が「欲しい!」と思うと、需要が増えます。すると、同じ商品でも「少し高くても売れる」状態になります。その結果、価格が上がることがあります。
ただし大切なのは、「値段が上がる=景気がいい」ではない、ということです。あくまで、景気がいい→ お金がよく回る→ 買う人が増える→ 結果として価格が上がることがあるという流れなんですね。

景気はずっと同じではない

景気は、ずっと良いままでも、ずっと悪いままでもありません。日本も世界も、好景気と不景気を繰り返しながら成長しています。
波のように、上がったり下がったりするものなんです。

景気が悪くなると起きること

もし不景気が長く続くと、こんなことが起こります。
・仕事が減り、働けなくなる人が増える
・物の値段を下げても売れなくなる
・会社が続けられなくなる
・お給料が下がる
だからこそ、景気が悪くなりすぎないように、国も動きます。

国や日本銀行の役割

景気を良くするために、国が行うのが「財政政策」、日本銀行が行うのが「金融政策」と呼ばれる取り組みの事で、両方ともニュースなどでも頻繫に耳にする言葉です。
少し難しく聞こえますが、簡単に言うと、「世の中にお金がちゃんと回るように調整する仕組み」です。

最後に

景気とは、一言でいうと「お金の流れの元気さ」のこと。
お金がよく回っているときは景気がよく、お金があまり動かないときは景気が悪い。とてもシンプルですが、とても大切な考え方です。
日々のニュースや、身の回りの出来事や日常生活を通して、少しずつ感じ取っていけるといいですね。