4年生からのお金の勉強

おこづかいサミット

おこづかいのあげ方や、管理のしかた、使い方のルールが決まったら、ぜひ、定期的に「おこづかいサミット」を開いてみてください。

といっても、堅苦しくむずかしい会議ではありません。「最近どう?」「足りてる?」そんな会話を、家族でゆっくりする時間です。

子どもは成長とともに、欲しいものも、必要なお金も、少しずつ変わっていきます。

見直す機会をつくることで、おこづかいの意味も、だんだん深まっていきます。

わが家では、「おこづかいを増やしてほしい」と言われたとき、ひとつのルールを決めていました。

それが、「おこづかい提案書」を作り、親にプレゼンをさせる事です。

書いてもらうのは、たった2つ。

・いくら増やしたいのか
・その理由は何か

それを、「どうしたら、お父さんやお母さんが「なるほど!」と思ってくれるか」を考えながらまとめてもらいます。

書き方は自由。大事なのは、相手の心を動かすように、考えて伝えることです。

高校1年生になった長女の話。

習い事での交友関係が広がり、習い事が終わったあとに仲間たちとコンビニでちょっとしたお菓子やジュースを買い、反省会をするので「おこづかい、増やしてほしい」と、相談がありました。

提案書を出してもらうと、そこには
・週に6回習い事に通ううちの2回、友だちや先輩と反省会に参加したい。
・近くのコンビニで一回300円ほど使うこと
・毎回行く必要はないけれど、週2回ぐらいは参加したい
・先輩にアドバイスをもらったり、勉強や相談事に乗ってもらったりと、自分にとってとても大事な時間

理由も金額も、はっきり書かれていました。そして、その反省会の時間がどれだけ自分にとって有益な時間なのかも書かれていました。

その提案書をもとに、家族で話し合ったのですが、当然「それは、ただ遊んでいるだけじゃない?」「本当に、その回数が必要かな?」「行かなかったら、どうなるんだろう?」と質問を投げかけました。

すると、そんな質問が返ってくることを予測したかのような完璧な返答(笑

即答はしなかったのですが、結果としてわが家では、その提案を受け入れました。

今振り返ると子どもたちにとって、提案書を書く時間は、お金の勉強であると同時に、自分と向き合う時間でもありました。

そしてその思いや自分の状況を、家族で話し合うという時間を常々持っていたように思います。

おこづかいサミットは、正解を決める場ではありません。

考えること。話すこと。聞き合うこと。

その積み重ねが、子どもを少しずつ「自分で選び、決められる人」へと育ててくれるのだと思います。