「何の仕事をしたい?(何になりたい)」と大人はよく子どもに質問をしますが、そうではなくて。
「どんな働き方がいいと思う?」そう聞くと、子どもたちが一番多く選ぶのは、以外にもパートやアルバイトだったりします。
理由を聞くと、返ってくるのは、だいたいこんな答え。
「働く時間が短そう」「なんだかラクそう」
最近の子どもたちは、「たくさん欲しい!」「いっぱい稼ぎたい!」という気持ちが、以前より強くないのかもしれません。
でも、それ以上に感じるのは、お金がどうやって手に入るのかを、まだ知らないということです。
どんな仕事に、どれくらいの責任があって、どれくらい体や頭を使って、その代わりに、どんなお金がもらえるのか。
それが見えていないと、どうしても「ラクそうなほう」「時間が短いほう」を選びたくなってしまいます。
もちろん、パートやアルバイトでも、とても大変で、責任の重い仕事はたくさんあります。あくまで、ここでお話ししているのは、子どもが抱きやすいイメージのお話です。
ところで、日本には今、2万8000種類もの仕事があるそうです。聞くだけで、少しワクワクしませんか?
この数字をきっかけに、「こんな仕事もあるんだね」「こんな働き方もあるんだ」と、親子で想像を広げてみるのも、とてもいい時間になります。
たとえば、「お父さんの仕事は、どれに近いかな?」「あなたが好きって言ってた仕事は、どんな仲間なんだろう?」そんな会話で十分です。
どんな仕事にも、必ず、誰かの役に立つ責任があります。
それを一番伝えやすいのは、実は、お父さんやお母さんの仕事です。
夕ごはんのとき。休日のひととき。ぜひ、仕事の話をしてあげてください。
「今日はこんなことがあったよ」「ここが大変だけど、ここが楽しいんだ」特に、やりがいを感じている部分は、ぜひ伝えてほしいです。
親が働く姿は、どんな教科書よりも、心に残ります。
学校で学ぶことも、もちろん大切です。でもそれと同じくらい、暮らしの中で、お金を感じる経験が大事だと、私は思っています。
そうでないと、「お金には限りがあること」「誰かが働くから、毎日の生活があること」そこまで、なかなか想像が届きません。
大人になってから、働くことにつまずいてしまう人がいるのも、お金と自分の暮らしが、心の中で結びついていないことが、ひとつの理由なのかもしれません。
だからこそ、今。完璧じゃなくていい。少しずつでいい。
仕事の話と、お金の話を、暮らしの中でつなげていくこと。
それが、子どもが自分の足で立つための、とても大切な土台になると、私は感じています 。
PS:この記事を書きながら思い出したのですが。
子ども達に「お金持ちになるにはどうしたらいいと思うか?」と聞かれた時に、こんな風に答えた事を思い出しました。
「誰かのお役に立って”ありがとう、頑張ってくれたね”と喜んでくれる人が増えれば増えるほど、お金をもらえる」と。
だから、沢山のスタッフを抱えている会社の社長さんは、お客さんだけでなく、スタッフみんなが安心して仕事ができるように頑張っているから、お金持ちになる人が多いし。
野球選手や歌手のように、沢山の人に夢や希望を与えて喜んでもらっている仕事をしている人も、沢山お金をもらえるのかもしれないと。
お金持ちになるには、多くの人を喜ばせられる人になる事。
自分の得意な事で、沢山の人を喜ばせられそうなことは何かある?と、質問し返したら「う~~~~ん」と唸りながらも、それぞれ真剣に考えていました。
