4年生からのお金の勉強

無理強いしても意味がない

「とりあえず貯金」は、もう昔の話。

私が子どもの頃は、お年玉など通常のおこづかい以外のお金は、ほとんど強制的に親が郵便局に預けちゃっていました。

子どもの頃の私は正直なところ・・・せっかくいただいたお年玉などを、意味も分からず親に「搾取」されている様で、本当に嫌でした。

ぬか喜びというか、「やった~」と喜んだのもつかの間、すぐに取り上げられてしまって、嫌な気持ちなのに「あなたの為」なんて言われるもんだから、やりきれないというかw

当時は、郵便局にお金を預けておくだけで、それなりに利息がついた時代。あの頃としては、それが“正解”だったのかもしれませんし、ありがたい事にちゃんと貯めてくれていたので感謝しかありません。

この話題になると、結構多くの人から「親が貯金しといてあげるというから、お年玉を渡していたのに、まったく残ってない」なんて話も聞くのでね。

それはさておき・・・今は状況が違います。

目的のない貯金をしても、増えるわけでもなく、ワクワクするわけでもありません。

ましてや、無理やりさせる理由は、もうないのです。

だからこそ大切なのは、「何のために貯めるのか」を、親子で一緒に考えること。

目的がないと、がんばりは続きません。それは、大人も子どもも同じ。貯金も、まったく同じです。

子どもに「お金をためる習慣」を身につけてほしいなら、日ごろから「何が欲しい?」「何が必要かな?」という会話を、少しずつ重ねていきましょう。

実はこれ、大人でも難しいことです。

「誕生日プレゼント、何が欲しい?」と聞かれて、すぐに答えられないこと、ありますよね。

自分が何を欲しがっているのか何を必要としているのかそれは、意外と自分でもわからないものです。

だから、ヒントは何気ない会話の中にあります。

たとえば、子どもがぽつりと「このスニーカー、もうボロボロやわ~」「靴下、穴あきそう」「スマホの画面、割れちゃった」みたいな言葉が出てきたら、心の中で「買い物リスト」にメモしておいてください。

すぐに困るものなら、親の生活費から出して、すぐ買ってもいいけれど、少し猶予があるなら、こんな声かけもできます。

「じゃあ、あと1か月くらい貯めてから、新しいのを買ってみる?」

こうしたやりとりを重ねていくと、子どもは少しずつ、「自分に必要なもの」が見えてくるようになります。

おこづかいは、お菓子やおもちゃを買うためだけのものではありません。

気持ちよく勉強するために。楽しく遊ぶために。毎日を心地よく過ごすために。

日用品にお金を使うことも、とても大切な選択です。

「何に使うか」を考えること。「いつ使うか」を待つこと。

その積み重ねが、お金との上手な付き合い方を身に着けていくことにつながります。

今は少額でスマホからでも株が買える時代・・・ゲーム感覚で予算を決めて親と一緒におこづかいの一部を株投資しているという小学生もいます。

おこづかいを増やしたい!と始めたそうですが、株を始めてから子どもが新聞を読んだり、ニュースをよく見るようになったなんて話もよく聞きます。

自分で考え、行動する、行動に責任を持つ・・・おこづかいを通して、こうした経験もさせてあげられるかもしれませんね。