4年生からのお金の勉強

親の頑張りどころ

おこづかいを渡すようになると、どうしても気になるのが、「ちゃんと使っているかな?」ということ。

「お菓子ばかり買ってない?」「ムダづかいしてないかな?」「少しは貯めてる?」と、親なら、心配になるのは当然です。

でも、ひとつ大切な約束があります。他でもお話したように、一度渡したおこづかいは、もう子どものもの。

あれこれ口を出したくなる気持ちは、ぐっと、こらえましょう。

少し、立場を入れ替えて考えてみてください。もし、あなたのお給料について、上司が「それ、何に使うの?」「そんなことに使うなんて、ムダじゃない?」と口出ししてきたら・・・

正直、いい気分はしませんよね。子どもも、同じです。

信じて任せる。これは、親にとって、なかなか勇気のいることです。

口を出してしまう、正しい答えに誘導するというのは、実は一番楽な事。

私は「自分がいなくなっても、自立して人生を自分の手で切り開いていける人」に育てる事が、私の子育ての大切なテーマだったこともあり、見守りながらもぐっと我慢して口を出さないように頑張っていました。

ぐっとこらえる・・・相当きつくて大変です。「ギャー何してるん!!」と叱ってしまいたいという衝動をこらえるのって、最初は正直、ストレスでしかありませんでした(笑

でも、少しのムダづかいも、小さな失敗も、すべてが経験になります。

「こうすればよかったな」「次は、考えて使おう」そうやって、子どもは学んでいきます。

黙って見守ることも、立派な子育て。そして、お金の教育の大切な一部です。

もちろん、子どもから何か相談があったり、質問があった時には、自分の考えとしては「こうした方がいいと思う」という事は伝えます。

そのアドバイスを聞いて、どう考え、どう判断し、どのような行動をとるか?をまた、ぐっとこらえながら見守る。

そして、おこづかいサミットの時に、どんな風に使っているのかを子ども自身に報告してもらい、自ら気づく機会を設ける。

親の忍耐力が試される場面でもありますが、その時間が、子どもの「自分で考える力」を静かに育ててくれます。

信じて、待つ。放置ではなく、口を出さずに見守る。ここが親の頑張りどころ。

それもまた、大きな愛情なのだと思います。

自分で気づき、反省しているさまをみると「うんうん、成長してる」って親も嬉しくなってきますよ。