子どもがある程度大きくなると、こんな質問をされたことはないでしょうか。
「塾って、いくらぐらいかかるの?」「学校って、お金いるの?」我が家でも、そんな話になったことがありました。
その時に、あえて詳しく話さないご家庭もあると思います。
「お金のことは気にせず、勉強だけ頑張ってほしい」「子どもに心配をかけたくない」
親としては、そう思いますよね。その気持ち、とてもよくわかります。
でも私は、ある程度の年齢になったら、「学ぶためにどれくらいお金がかかっているのか」を少しずつ伝えてもいいんじゃないかなと思っています。
もちろん、「こんなにお金かけてるんだから頑張りなさい」という意味ではありません。
そうではなくて、「それくらい大切に思われているんだよ」ということを知ってほしいのです。
小学校や中学校は義務教育なので、公立であれば授業料も教科書も無料です。
でも、本当に無料なのでしょうか?
先生のお給料。学校の建物。机や椅子。教科書。設備の修理や維持費。こうしたものは全部、税金から支払われています。
つまり、お父さん、お母さんだけではなく、社会全体が子どもたちを支えてくれているということなんですね。
そして学校以外にも、給食費や教材費、修学旅行の積立、部活動、習い事、塾など、子どもが成長するにつれて、実はいろいろなお金がかかっています。
中学校に入学するときなんて、制服、カバン、体操服、上履き…。
「あれ?こんなに必要だったっけ?」と、出ていく出費の多さに、びっくりした経験がある方も多いんじゃないでしょうか。
私も二人の子どもを育てましたが、子どもの成長とともに手がかからなくなる分、お金はかかっていく・・・うちの場合は、長女と次女の入学が同年の為、入学するうれしさ半分。大きな出費に頭をどうしようと思う気持ち半分でした。
部活動が始まれば、さらに出費も増えます。
スポーツならシューズやユニフォーム。吹奏楽なら楽器。
塾に通えば、授業料だけではなく、教材費や講習代もかかり、気がつけば、「えっ、こんなに?」と思うことも少なくありません。
でも、不思議なんですよね。親って、自分の服を買うのは後回しにしても、子どもの教育費だけは何とかしようと頑張れる。
国もそうです。
税金を使って学校をつくり、教育制度を整え、子どもたちが学べる環境を支えています。
なぜそこまでしているのか。それは、教育が「未来をつくるもの」だからです。
勉強したこと全部が、大人になって使うわけではありません。
私自身、学生の頃に「こんな事勉強したって、大人になって絶対使わん!」と思いながら勉強していたものも多々ありました。
そういうものに対しても、きちんと向き合って努力をするという事や、友達との出会い、先生との関わり、悩んだこと、頑張ったことというのは、将来の自分を支える力になる事は実感しています。
だから親は、一生懸命働いて教育費を捻出するし、国も未来への投資として支えているのだと思います。
教育費は、家計の中でも決して小さな出費ではありません。
でもきっと、多くの親にとっては「一番大事な出費」。
子どもの未来のためなら頑張れる。それが、親というものなのかもしれませんね。
だからもし、学校へ行くのが面倒だなと思う日があったら、少しだけ思い出してみてください。
自分のために、たくさんの人が支えてくれていることを。
そして、その時間を大切に使ってもらえたら、親としては何よりうれしいです。
