子どもにかかるお金はいくら?妊娠・出産から大学まで

第2章-6 3歳までにかかる生活費はいくら?

赤ちゃんが生まれる前は、ベビーベッドやベビーカー、チャイルドシートなど、まとまった金額の「出産準備費」に目が向きやすいものです。

けれど、実際に子育てが始まると、「おむつって、こんなに早くなくなるの?」「ミルク代が意外とかかる」「離乳食が始まったら、食費も少しずつ増えてきた」と、毎日の小さな支出が積み重なっていきます。

一つひとつは数百円、数千円でも、それが毎月、何年も続くのが子どもの生活費です。では、0歳から3歳になるまでに、毎月どのくらいのお金を見込んでおけばよいのでしょうか。

この記事では、3歳の誕生日を迎える前までの0歳・1歳・2歳を対象に、子どもが生まれて増えやすい支出を年齢別に整理します。

※本記事は、2026年8月15日時点で確認できる公的資料や市販商品の価格帯などをもとに、家計を考えるための目安を示しています。子どもの食事量、授乳方法、使用する商品、地域や家庭の生活スタイルによって費用は大きく異なります。記事内の金額は「全国平均」ではなく、予算を立てるための一例としてご覧ください。

0歳から3歳までの生活費に「全国一律の平均」はない

最初に知っておきたいのは、「0歳なら毎月○万円」と、すべての家庭に当てはまる金額はないということです。

特に0歳は、母乳中心なのか、ミルク中心なのか、母乳とミルクの混合なのかで、食費に大きな差が出ます。紙おむつも、使う商品や交換回数によって金額が変わります。1歳、2歳になると、大人の食事から取り分ける家庭もあれば、市販のベビーフードや幼児食を活用する家庭もあります。

総務省の家計調査は世帯全体の消費支出を調べていますが、「0歳児一人分」「1歳児一人分」として毎月の生活費を示す統計ではありません。そのため、この記事では「平均額」ではなく、何にどれくらいかかりそうかを積み上げる方法で考えていきます。

まず、この記事でいう「生活費」の範囲

ここでは、毎月または定期的に発生しやすい、

  • おむつ
  • おしりふき
  • ミルク
  • 食事
  • 衣類・靴
  • シャンプーなどの衛生用品
  • 日常的なおもちゃや絵本

などを生活費として考えます。一方、

  • ベビーカー
  • ベビーベッド
  • チャイルドシート
  • 抱っこひも

などの出産準備品は、第1章の記事「赤ちゃんを迎える準備にかかるお金」で扱っているため、ここには含めません。また、

  • 保育園などの保育料
  • 習い事・幼児教育
  • 医療費
  • お宮参り・初節句などの行事
  • 将来のための貯金

についても、それぞれ別の記事で詳しく解説します。つまり今回は、赤ちゃんと日常生活を送るだけで毎月増えていくお金に注目します。

毎月の生活費はどのくらい見ておけばいい?

非常に幅がありますが、家計を考えるための目安としては、次のように考えておくとよいでしょう。

年齢 毎月の生活費の目安 費用が変わりやすいもの
0歳 約7,000~3万円程度
ミルク・おむつ・離乳食
1歳 約1万2,000~3万円程度 食費・おむつ・衣類・靴
2歳 約1万2,000~3万円程度 食費・衣類・日用品

この金額はあくまで、この記事で紹介する項目をもとにした家計準備のための目安です。

特に0歳は、授乳方法によって月1万円以上の差が出ることがあります。また、市販の離乳食をどの程度利用するか、衣服を新品で購入するか、お下がりを活用するかなどによっても変わります。では、具体的に見ていきましょう。

0歳|おむつとミルクが生活費の中心

0歳の前半は、生活費の中心となるのが、おむつと授乳にかかる費用です。後半になると、そこへ離乳食が加わってきます。

紙おむつ|月4,000~8,000円程度を見込む

新生児期は、1日に何度もおむつを交換します。赤ちゃんによって違いますが、1日8~10枚程度使えば、1か月で240~300枚になります。

2026年8月時点で市販されている乳幼児用の紙おむつを見ると、商品やサイズ、購入方法によって差はありますが、1枚当たり20円台から40円台程度になるものがあります。

仮に1枚25円のおむつを1日8枚使うとすると、25円×8枚×30日=6,000円です。

交換回数や商品によっては、月4,000~8,000円程度を見込んでおくとよいでしょう。新生児期は特に交換回数が多いため、思っていたより早く1パックを使い切ることがあります。

大きいサイズになると1枚当たりは高くなることも

赤ちゃんが成長すると、おむつを交換する回数は徐々に減っていきます。一方で、サイズが大きくなるほど1パックに入っている枚数が少なくなり、1枚当たりの価格が高くなる商品もあります。

新生児用では1枚20円台だったものが、Lサイズなどになると1枚30~40円台になることもあります。そのため、「交換回数が減ったから、おむつ代も半分になる」とは限りません。

家計簿では1枚単位で細かく計算するより、「今月はおむつを何パック購入したか」を見る方が管理しやすいでしょう。

おしりふき|月500~1,500円程度

おむつとセットで必要になるのがおしりふきです。市販品には、1パック100円前後から数百円程度まで、さまざまな価格帯の商品があります。

まとめ買いをすると1パック当たりの金額を抑えられる場合もありますし、自宅ではその都度、お湯で洗ってタオルで拭いて清潔に保ちつつ、使い捨ての消費を少なくしている人もいます。

新生児期は排便回数も多く、一度のおむつ替えで何枚も使うことがあります。厚手の商品、持ち運び用、おしり以外にも使えるウェットティッシュなどを使い分ければ、金額は増えます。月500~1,500円程度を見込んでおくとよいでしょう。

おしりふきは、手や顔が汚れた際にも、さっと使え衛生的な事もあり、常備しているご家庭が多い印象です。

ミルク代は授乳方法によって大きく変わる

0歳の生活費で、家庭による差が特に大きいのがミルクです。

母乳中心の場合:粉ミルクそのものの購入量は少なくなります。ただし、

  • 母乳パッド
  • 授乳用インナー
  • 搾乳器
  • 母乳保存バッグ

などが必要になることもあります。「母乳なら完全に0円」と考える必要はありません。また、授乳方法は費用だけで決めるものではありません。母親と赤ちゃんの体調や授乳状況に合わせ、無理のない方法を選ぶことが大切です。

混合の場合:母乳とミルクの割合によって、月数千円から1万円程度など幅があります。

ミルク中心の場合:ミルクを多く飲む時期には、月1万5,000円を超えることもあります。2026年8月時点では、800g前後の大缶タイプの乳児用粉ミルクは、商品によって1缶2,000円台後半から3,000円台程度で販売されているものがあります。

たとえば、生後数か月の赤ちゃんが1日に合計1,000ml前後のミルクを飲み、1缶を5~7日程度で使うとすると、1か月に4~6缶程度必要になる場合があります。

仮に1缶3,000円で月5缶使えば、3,000円×5缶=1万5,000円です。

商品や赤ちゃんが飲む量によって変わりますが、ミルク中心の場合は、月1万~1万8,000円程度を見込む家庭もあるでしょう。「ミルク代は月5,000円くらいだろう」と思っていると、実際には予算を超えることがある項目です。

ミルクの量には個人差がある

月齢ごとの授乳回数や1回のミルク量には目安がありますが、赤ちゃんによって必要な量は異なります。体重、食欲、母乳との組み合わせ、離乳食の進み方などによっても変わります。

家計上のミルク代を計算するときも、「月齢○か月なら必ず○ml飲む」という数字だけで決めず、実際に自宅で使っている量を基準に考えましょう。授乳量について心配がある場合は、医師や助産師、保健師などへ相談してください。

生後5~6か月ごろから離乳食が始まる

こども家庭庁の「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳の開始時期は生後5~6か月ごろが目安とされています。最初はおかゆなどを少量から始めるため、食費はそれほど増えません。少しずつ、

  • 野菜
  • 果物
  • 豆腐

など、使う食材が増えていきます。家族の食事から取り分ければ、増える食費は比較的小さく抑えられます。一方、市販のベビーフードを積極的に利用する場合は、その分の費用が加わります。

市販の離乳食を使うと1食150~300円程度になることも

市販のベビーフードには、

  • 単品タイプ
  • ご飯とおかずがセットになったもの
  • パウチタイプ
  • カップタイプ

などがあります。2026年8月時点では、1品100円台から200円台、1食分のセットでは300円前後になる商品もあります。仮に300円程度の商品を1日1回利用すると、300円×30日=9,000円です。

毎食市販品にする必要はありませんし、忙しい日だけ使うとか、外出時だけ使う、手作りと組み合わせるなどご家庭に合わせて工夫をしましょう。

離乳食は、「全部手作りにすれば節約になる」と単純に考えなくてもよいでしょう。食材を少量ずつ買って余らせたり、調理のための時間や光熱費がかかったりすることもあります。家庭が続けやすい方法を選ぶことが大切です。

1歳|ミルクから食事へ。食費が少しずつ増える

1歳ごろになると、生活費の中心が少し変化します。ミルクの量が減り、家族と一緒に食事をする機会が増えてきます。一方で、

  • 食事
  • おやつ
  • 飲み物
  • 外出用品

など、新しい支出も増えてきます。

1歳以降は「子ども一人分の食費」が見え始める

離乳が進むと、1日3回の食事が基本になります。大人の食事から取り分けられる料理も増えるため、「子どものためだけに毎回別の食材を買う」必要は少なくなります。ただし、

  • 果物
  • ヨーグルト
  • 牛乳
  • 子ども用のおやつ
  • 小さく食べやすい魚や肉
  • 外出用の幼児食

などを買う機会が増え、家族全体の食費は少しずつ上がっていきます。家計上は、月5,000~1万円程度増える可能性があると考えておくとよいでしょう。

ただし、これは全国平均ではありません。家族と同じ食材をどの程度使うかによって大きく変わります。

フォローアップミルクは全員に必要なものではない

1歳前後になると「フォローアップミルク」という商品を見かけます。しかし、フォローアップミルクは、離乳食を順調に食べているすべての子どもに必ず必要なものではありません。食事内容や鉄などの栄養摂取について心配がある場合は、医師や管理栄養士、保健師などへ相談しましょう。

「1歳になったら自動的に粉ミルクからフォローアップミルクへ切り替える」と考える必要はありません。

1歳ごろから靴代が加わる

歩き始めると、靴が必要になります。子どもの足は成長が早いため、「まだきれいなのに、もう小さい」ということも珍しくありません。靴だけでなく、

  • 靴下
  • 帽子
  • 上着
  • 雨具

など、外出用品も増えます。衣類や靴は毎月必ず買うものではありませんが、年間で考えて、月平均2,000~5,000円程度の予算を別にしておくと使いやすいでしょう。

保育園に通うと衣類の枚数が増えることも

保育園などへ通う場合、

  • 着替え
  • 食事用エプロン
  • お昼寝用品
  • 通園バッグ
  • 名前付け用品

などが必要になることがあります。園によっては、毎日複数組の着替えを用意する必要がある場合もあります。そのため、家庭だけで過ごす場合より、衣類や日用品を多めに用意することがあります。

保育料そのものについては、第二章の記事「0歳から2歳の子どもを預ける方法と費用」で詳しく解説します。

2歳|食べる量・活動量が増え、生活費も「子ども一人分」に近づく

2歳になると、大人と完全に同じ量ではありませんが、食べられる料理もかなり増えてきます。外出の機会も増え、

  • 食事
  • おやつ
  • 飲み物
  • 衣類
  • 日焼け止め
  • 虫よけ
  • おもちゃ
  • 絵本

など、支出の種類が広がります。

2歳の食費は月8,000~1万5,000円程度を考えても

家庭の食事から取り分けることが多いため、「子どもの食費」だけを正確に計算するのは難しいものです。ただ、

  • 牛乳
  • 果物
  • 肉や魚
  • おやつ
  • 外出時の食事

などを含め、家族の食費が子ども一人分増えていきます。家計の予算を立てる段階では、月8,000~1万5,000円程度を子ども分として想定しておく方法があります。実際の支出が少なければ、その差額を貯蓄などへ回せます。

おむつ代は減るが、一気にゼロになるとは限らない

2歳ごろになると、トイレトレーニングを始める家庭もあります。おむつを使う枚数が減れば、当然おむつ代も減ります。ただし、

  • 昼間はパンツ、夜はおむつ
  • 外出時だけおむつ
  • トレーニングパンツを購入
  • 防水シーツを追加

など、すぐに費用がゼロになるとは限りません。子どもの成長には個人差があります。おむつが早く外れることを「節約」と考えて急ぐ必要はありません。

衣類は「サイズアウト」が早い

0~2歳は、身体が急速に成長します。季節の変わり目に、「去年買った服が全部入らない」ということもしばしば。特に、

  • 冬のコート
  • 水着
  • 長靴
  • フォーマル服

などは使用回数が少ないままサイズアウトすることがあります。その為、すべて新品でそろえる必要はありませんし、ついついかわいいからと言って複数用意してしまい、あとでほとんど着る機会がなかったと後悔する事も。

親戚や友人からのお下がりや、フリーマーケット、リユースショップ、子育て支援センターの交換会などを上手に利用する事も検討してみても良いかもしれません。

おもちゃや絵本は「増やそうと思えばいくらでも増える」

赤ちゃんが成長すると、できることも興味もどんどん変化します。生後数か月では、音が鳴るおもちゃ。1歳では積み木や乗り物。2歳では、おままごとやパズル。年齢に応じた商品を見ていると、次々と買いたくなるかもしれません。

しかし、子どもに必要なのは「毎月新しいおもちゃ」ではありません。同じおもちゃを繰り返し遊ぶことにも意味があります。絵本についても、地域の図書館や子育て支援センター、児童館などを利用できます。

「毎月2,000円まで」など、家庭で予算を決めておくのも一つの方法です。

子どもが生まれると光熱費も少し増える

子どもの生活費として見えにくいのが、電気・ガス・水道代です。赤ちゃんがいると、

  • 洗濯回数が増える
  • お湯を使う回数が増える
  • ミルクの調乳でお湯を使う
  • 夏や冬に室温管理をする
  • 在宅時間が長くなる

などによって、家族全体の光熱費が増えることがあります。ただし、住宅の広さ、地域、季節、育休中に在宅する時間などで大きく異なるため、「赤ちゃん一人につき月○円」と分けるのは難しい費用です。出産前の光熱費より少し増える前提で、家計に余裕を持たせておきましょう。

2026年も物価は動いている

子育て費用を考えるときは、以前の記事やSNSで見た金額を、そのまま現在の予算として使わないことも大切です。総務省が公表する消費者物価指数を見ても、物価は継続的に変動しています。

乳幼児用紙おむつも、消費者物価指数の調査対象となっている品目の一つです。おむつ、ミルク、食品などは日常的に購入するため、一つの商品が数十円、数百円値上がりしただけでも、年間では影響が積み重なります。

この記事の金額も固定的なものではなく、家計を見直す際には現在の購入価格で更新していきましょう。

0歳・1歳・2歳の生活費をまとめると

ここまでを、家計の目安として整理してみます。

0歳 主な支出は、

  • おむつ:4,000~8,000円
  • おしりふきなど:500~1,500円
  • ミルク:0~1万8,000円程度
  • 離乳食:後半から数千円程度
  • 衣類・衛生用品など:2,000~5,000円程度

授乳方法による差が非常に大きい時期です。月7,000~3万円程度を一つの目安として考えます。

1歳 主な支出は、

  • おむつ:4,000~7,000円程度
  • 食費:5,000~1万円程度
  • ミルク類:家庭によって異なる
  • 衣類・靴:月平均2,000~5,000円程度
  • 衛生用品・おもちゃ・絵本など:数千円程度

月1万2,000~3万円程度を一つの目安にします。

2歳 主な支出は、

  • おむつ:0~6,000円程度
  • 食費:8,000~1万5,000円程度
  • 衣類・靴:月平均2,000~5,000円程度
  • 衛生用品・おもちゃ・絵本など:数千円程度

こちらも、月1万2,000~3万円程度を見込んでおくとよいでしょう。

繰り返しになりますが、これは全国平均ではありません。家計の予算を立てるための「少し余裕を持った枠」として使ってください。

3年間で考えると、毎月の小さな差は大きくなる

たとえば、子どもの日常的な生活費として平均月2万円を使ったとします。

1年間なら、2万円×12か月=24万円
3年間なら、24万円×3年=72万円です。
月2万5,000円なら、2万5,000円×36か月=90万円になります。

毎月のおむつや食事は、一度に大きなお金を払うわけではないため、「子育てにこれだけ使っている」という実感が薄いかもしれません。しかし、数年単位で見れば、大きな金額になります。

一方で3歳未満は児童手当が月1万5,000円

2026年8月15日時点では、第1子・第2子の3歳未満の児童手当は、子ども一人につき月1万5,000円です。
第3子以降は月3万円です。

児童手当については、第二章の記事「児童手当はいつからいくらもらえる?」で詳しく解説しました。

仮に第1子で、毎月の生活費が2万円だったとすると、

子どもの生活費 2万円-児童手当 1万5,000円=家計から準備する分 5,000円

という見方もできます。もちろん、児童手当を将来の教育費として貯めたい家庭もあるでしょう。その場合は、児童手当を最初から生活費に含めず、子どもの生活費を家計の中から別に確保します。どちらが正解というものではありません。

「児童手当は全額貯金」が苦しくなったら見直していい

「児童手当は子どものために全部貯める」と決めている家庭もあります。それは、とてもよい準備方法の一つです。

けれど、育休中で収入が減っている時期に、児童手当は全額貯金。その一方で生活費が足りず、親の貯金を取り崩す。という状態になっているなら、一度考え直してもよいでしょう。

児童手当は、今まさに子どもを育てている家庭を支えるためのお金でもあります。おむつやミルク、食事に使うことも、立派な「子どものための使い方」です。家計が落ち着いてから教育費の貯蓄を増やす方法もあります。

節約するなら「子どもに必要なものを我慢する」より、買い方を工夫する

子どもの生活費を減らそうとして、「おむつ交換を少なくしよう」「食費をできるだけ削ろう」とする必要はありません。節約するなら、

  • おむつを箱買いする
  • セールやポイントを活用する
  • サイズアップ前に大量買いしない
  • 衣類はお下がりやリユースも使う
  • 図書館で絵本を借りる
  • 離乳食は手作りと市販品を組み合わせる
  • 必要になってから買う

といった方法の方が安心です。特に赤ちゃん用品は、「きっと使うだろう」と思って買ったのに、子どもに合わず、ほとんど使わないことがあります。成長の早い時期だからこそ、先回りして買いすぎないことが、もっとも簡単な節約になる場合があります。

毎月1~3万円を「子ども生活費」として見える化してみる

子どもが生まれると、スーパーやドラッグストアで、大人の食材と一緒にミルク。日用品と一緒におむつ。という買い方になります。そのため、子どもだけにいくら使っているのか分からなくなりがちです。

最初の数か月だけでも、「子ども生活費」という項目を家計簿に作ってみましょう。細かく分類する必要はありません。

  • おむつ
  • ミルク・食事
  • 衣類
  • その他

くらいで十分です。3か月ほど記録すれば、「うちは毎月だいたい1万8,000円くらい」「ミルク代がなくなれば、かなり下がりそう」
など、自分たちの家庭の実額が見えてきます。全国平均よりも、その数字の方が家計を考えるうえではずっと役に立ちます。

子どもの成長とともに、かかるお金も姿を変えていく

0歳では、おむつやミルク。1歳になると、食事や靴。2歳になると、おやつや衣類、おもちゃ。子どもの成長とともに、必要になるお金も少しずつ変わっていきます。やがておむつ代がなくなり、ミルク代がなくなる一方で、保育や習い事、教育にかかるお金が増えていきます。

子育てのお金は、「ずっと同じ金額がかかり続ける」ものではありません。今の時期に何が必要なのかを知り、その都度、家計を少しずつ組み替えていけばよいのです。そして、赤ちゃんがおむつを使う期間も、ミルクを飲む期間も、長い子育ての中ではほんの短い時間です。

毎月の出費だけを見ていると、「またおむつを買わないと」「今月もミルク代が高いな」と思うこともあるでしょう。けれど、いつの間にかおむつを卒業し、同じ食卓で一緒にご飯を食べるようになります。

お金を上手に準備しながら、その時々にしかない子どもの成長も楽しんでいきたいですね。

 

参考にした主な公的資料

  • 総務省統計局「家計調査」
  • 総務省統計局「消費者物価指数」
  • こども家庭庁「授乳や離乳について」

※おむつ、乳児用ミルク、ベビーフードなどの価格については、2026年8月時点で一般に販売されている複数商品の価格帯も参考にしています。実際の価格は商品、内容量、販売店、購入時期によって異なります。

「0歳 生活費」「赤ちゃん 生活費 月いくら」「0歳 子育て 費用」「1歳 生活費」「2歳 生活費」「赤ちゃん おむつ代 月」「赤ちゃん ミルク代 月」「子ども 3歳まで 費用」