3つの置き場所

今日、とても印象的だったお客さまとのやりとり🍀

起業して丸2年になるママさん。
旦那さんは自営業で、収入は不安定。
3人のお子さんを育てながら、会社員時代にコツコツ貯めたお金を元手に、思い切ってカウンセラーとして独立されたそうです。

お金を「稼ぐこと」に全力で走り続けてきたけれど、気づけば貯金は底をつき、保険も解約して現金化。

それでも、日々の生活に追われて精一杯で——。

「この先、私たち家族…本当に大丈夫なのかな」


と、本音を打ち明けてくださいました。

私はまず、お金の「置き場所」を見直すところからお話しました。実は、お金は「置き場所」を3つに分けるだけで、ずっとラクになるんです。

💡お金の置き場所を分けるポイント

🔑それは、【使うタイミング】で3つに分けること。

ただし、置き場所を分けるだけではなく、それぞれに合った「金融商品(手段)」を選ぶことが、お金を効率的に増やしたり守ったりするための大事なポイントなんです。

たとえば——

🔸 短期(今すぐ必要なお金)
ここは、いざという時にすぐ使えるように銀行預金が最適。
ただし、銀行預金は安全だけどほとんど増えないので、必要以上に置きすぎるのは「もったいない」ことでもあるんです。
だからこそ、必要最低限をここに置き、余剰分は未来のために回していくことが大事なんです。

🔸 中期・長期(5年後、10年後、20年後に必要なお金)
ここは「目的」に合わせて金融商品を選び分けることが大切。
教育資金、旅行、住宅ローン返済、老後資金、年金づくり…それぞれのゴールや時期によって、リスクや運用方法を変えることで、効率的にお金を育てることができるんです。

今回のお客さまの場合は、2年前に会社員から個人事業主に転身されたことで、本当はお金の置き場所の優先順位も変わっていたのに、そのままになっていたんです。

特に「守り(保障)」の部分が不足していて、もしものときに家族を守れる準備が足りていなかったので、まずはそこを補強しました。


自営業はどうしても年金が会社員より少なくなりがちなので、将来の年金を効率的かつ安定的に作れる選択肢も提案しました。

お金の置き場所を整え、未来のお金もしっかり準備しながら、「今」も「未来」も安心して過ごせる仕組みを作ること。それこそが、お金を整える本当の意味だと思います。

「お金のこと」を通じて、不安が希望に変わる瞬間に立ち会えるのが、私の一番のやりがいです。

もし今あなたも、


「お金の置き場所にモヤモヤしている」
「どこから手をつけていいかわからない」

と感じているなら、まずはお金の置き場所を整理してみてくださいね。

いくら貯めても、ただ不安にしがみつくのではなく、“今”の自分が一番若い自分です。

その今を大切に、安心してお金を使えるように整えること。それが自分を大事にすることなんだと思うんです。

大丈夫。
あなたにも、ちゃんとできます🌈

兼田 美紀

頑張る女性に寄り添い、心と人生の土台づくりをサポートするファイナンシャルプランナーとして日々奮闘しています!